May/June 2023

Yusuke Sugano
Jul 9, 2023

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早くも続かなくなっている…。久々の海外出張からのコロナ感染とか色々あったわけですが、2ヶ月ぐらい平気で一瞬で経ってしまうので驚異的である。ただ逆に言うと、月1でもいいから何らかのテキストを記録するのは過ぎ去る日々を記憶に残す上で理にかなっているのだろうなとは思う。久々のドイツはポスドク時代の気持ちを取り戻す感覚があってよかったのだけど、これもまた過ぎていく日々の速さを思い起こさせる出来事でありました。

JJJのMAKTUB、Apple Musicで読むことのできる自身による解説がやたらとゲームの話が多くて(STRANDがデスストから来てるのリリース当時全く気づかなかった)、この非常にパーソナルな痛みについてのアルバムがゲームを参照しながら描かれているのは腑に落ちる一方で、単なるサブカルチャー引用としてではなくゲームに言及するこの感覚は特にラップではあまり見たことのないものだとも思う。

Xbox Game Passでプレイしたチコリーもとてもよかった。創作の苦しみと喜びをコンパクトなプレイ時間にしっかり詰め込んでいる。主人公とチコリーがお互いに肖像画を描き合うくだりに不意をつかれてグッときてしまった。

ガーディアンズVol.3とテッドラッソS3が僕の中ではかなり似た印象で、それぞれストーリーの最高到達点はVol.2/S2で既に実現しているシリーズを美しく終わらせる長いエンドロールのような作品たち。ガーディアンズ全員大活躍のチームアクションも、これまで築き上げてきた関係性がプレイに繋がるAFCリッチモンドの快進撃も、そして単純には理想通りにはならない結果を経てチームが解散するそれぞれの終着点も、シリーズの締めくくりとして申し分ない。Cat Stevensの”Father and Son”使いが共通しているのも含めて、家族/擬似家族ものとしてのテーマ性も似通った2作品でありました。

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