January 2023
今年はもうちょっとツイートしようかなと思いつつ、別に日々の些細なステータスをアップデートしたいわけではないしTwitter自体どうなるかわからないのでここに書き溜めるアプローチを取ってみることにする。続けます宣言をして続かないのがいつものパターンなので生暖かく見守ってください。
ようやく『こころの通訳者たち』を観た。他者とのコミュニケーション/対話というのは表層的な感情のやり取りで簡単に実現するものではなく、決して直接的には共有できないかもしれない言葉を粘り強く交わしていくことである、という普遍的なメッセージ。題材が(必ずしもわかりやすいものではない)演劇である、というのも重要な要素で、難しい題材についての対話から逃げない、というのがひとつのテーマになっている。どこまで実現できているかはともかく、自分にとってこれはxDiversityの活動において最も重要なポイントだと思う。
元々自分自身がどうなりたいみたいな欲望が希薄な人間なのだけど、40歳という節目の年を去年迎えるにあたって次自分がどこに向かいたいのか色々と考えてみた結果、社会や他者に対して価値を提供できる大人になりたいですね、という月並みな結論に到達する。自分の中にあるベースの倫理観というか、「綺麗事」に改めて向き合う作業を行なっていきたいというのがなんとなく最近考えていることです。ただ、こういうスタンスをとる上で周りの人間の欲望をどう捉えるべきなのか(利己的な欲望に寄り添うことも他者のためなのか)、という問題に関してはいまだに明確な答えはない。